第22回公開授業
 総合的な学習の時間 1年8組
現代文明論
「具体化したアイデアを発表しよう」

研究授業
意見交換会

 



学習指導案
(PDFファイル)

 



年間指導計画
(PDFファイル)

 

平成15年10月29日(水) 7限
東海大学付属仰星高等学校 http://www.tokai.ed.jp/gyosei/

授業者 宇都口 英樹 先生(担当:情報・理科)


研究授業 

 東海大学として2003年度から取り組んでおられる「知的財産教育」を、東海大学付属仰星高等学校では建学の精神を学ぶ「現代文明論」という授業で展開されています。なお、詳細については「年間指導計画」にとても詳しく書かれています。必見の指導計画と言えるのではないでしょうか。

   

 

授業風景

 今回は、「知的財産教育」の一環として、日常生活を見直して色々な発明のアイデアを具体化し、そのアイデアを各グループが全体の前で発明説明書として発表(プレゼン)し、全体から色々な意見を聞き、改良を加えるという授業でした。

  
プレゼンテーションの前に説明される宇都口先生とモニタで確認しながら耳を傾ける生徒たち

 

 

各グループから出された発明説明書(アイデア)とプレゼンテーションの様子

 

 

 

 

 プレゼンテーションの後には活発な質疑応答があり、また生徒たちはアドバイスなどのコメントのついた評価用紙を記入していました。次回は、発明説明書の内容が新規のものであるかなどを弁理士の方が判断される授業がおこなわれる模様です。

 

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意見交換会

司会:長尾 尚 先生(大阪信愛女学院短期大学)
パネラー:宇都口 英樹 先生(東海大学付属仰星高等学校)
記録:吉田 泰明(向陽台高等学校)

奥田会長先生(大阪国際大和田)
中学ではどのような情報教育をおこなっているのか?

宇都口(東海大仰星)
英語、理科、数学は週に一度、必ず PCを利用している。中学では週に一回は使うということになっている。

高橋(東海大仰星)
パソコン授業推進プロジェクト(委員会)というのがあり、中1(3クラス)全員にノートパソコンを貸与(個人ロッカーで保管、充電もできる)し、1学期は技術の授業で基本操作を徹底した。2学期からは委員会である程度メニューを組んでおこなっている。誰が教科担当であってもおこなえるようにしていくつもりだ。

小林(清教)
授業以外でのコンピュータの自由な利用は?メンテナンスなどは?

高橋高橋(東海大仰星)
指導者がいる元でしかコンピュータを使わせていない。まだ1年目なので・・・。今後は様子を見て。来年メディアセンタで自由に使えるように。トラブルは少しあるが、現状わかっていれば対応できる程度。

森岡(大阪電通)
今日のプレゼンは、夏休みに考えていたことを発表しているのか?班の人数はどのようにして決めたのか?

宇都口(東海大仰星)
グループ分けは生徒たちに任せた。 1人も含めて・・・。グループ差がでたかもしれない。評価に関してはグループで責任を負う形にした。とりあえずいいものをつくれ!リーダーが仕事を振り分けろ!と指導した。

長尾(信愛)
確かにレベルは違った。

宇都口(東海大仰星)
評価シートを確認すると、生徒は以外に冷静に見ているなぁと。あと、自分を高く評価している子は、他人からも高く評価されていることが多い。

長尾(信愛)
文房具に目をつけられたのは?

宇都口(東海大仰星)
自分自身が教務で備品管理をしていることもあり、文房具に詳しくなったので(笑)
あと、帰りに買ってかえりたくなるような発表に!特許とるんや!と指示した。売り込み口調になっていたような・・・。
プレゼンはグループ数の関係で2日にわたっていたが、すべてのグループが29日(キャラバン当日)を希望した。

 

長尾 (信愛)
状況さえうまく設定すると、生徒たちはすごく頑張るのではないか。

奥田会長先生(大阪国際大和田)
グループ活動の機会は多いのか?

宇都口(東海大仰星)
自然発生的にあつまる。放課後に集まったりなど。

長尾(信愛)
学校のIT化は?

この後、高橋先生からグループウェアの導入を含めた学校のIT化についてのお話が延々続きました。参加された方々は、熱心に耳を傾けられ、今後どこかで発表を!という話にまとまりました。

また、意見交換会終了後には、ガラス張りでとても明るい雰囲気の職員室も見せていただきました。IT化はコンピュータの導入だけでなく、すべての環境整備につながるものであるようですね。

 

〜写真で紹介〜


グループウェア



ガラス張りの職員室



明るい雰囲気の職員室


机の上のものは少ない!

 

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