<第4回・情報関連の企業ミニ・セミナー> のレポート

 当研究会では、教員と情報機器関連の企業との交流を進めるためにこのような場を設けました。企業の方々にお願いしまして、授業で使える機器や学校情報化に役立つシステムなどを説明して頂きました。

【1】 「電子ボード機能付きプロジェクター」    NECビューテクノロジー(株)     西島 淳之 氏

スクリーンまでわずか26cmで60型大画面を投写可能。 http://www.nevt.co.jp/product/info/wt610j.html  採用校:四條畷学園高校

従来のものとは異なり、短い距離からの投影。これによって今までのプロジェクタを使っていた際の様々な問題点を解決することが出来る。電子ペンを利用すると投影された映像に字などを書き込むことも可能。その他、リンク(ワード、エクセル、無線LANを利用するとWebページ)を表示したり、音声・動画を再生する事も可能。必要によって画面のサイズを変えることも可能なので、教室や用途に合わせて様々に利用できる。
無線LAN機能を使うとボタン1つで発表者交代、データのダウンロードなどが可能。プロジェクタからパソコンを遠隔操作することも可能。
  
関西大学大学院・猪飼さん質問: 画面に表示される操作ボタンを消すことは可能か。
返答: 消すことは出来ないが、大きさや濃度を調整する事は可能。
  
松本先生質問: USBをさしてPPtをそのまま表示する事は可能か。
返答: 画像に変換する必要がある。アニメーションも表示できず紙芝居のような感じになる。
その他、表示の大きさ、動かすアプリケーション、重さや値段の問題についての質問があった。

 【2】 「生徒募集を意識したホームページ運用」     松下電器産業(株)     田上 正範 氏

企業の考え方ではホームページは広告、学校の先生は情報発信のツールとしか見ていない部分がある。入口である募集を意識するためには、「入口・中身・出口」の全てを意識する必要がある。学校においては、Webサイトとして考えてしまうと無理が出てくる。従来の学校業務の延長として、保護者へのプリントなどをHPにアップするなどの1,1倍の苦労でいい。離脱率・フォーム完了率・反響単価・反響数などのWebサイトを考える際の指標の説明。

質問: 説明会に定数以上の人が来る。どうしたら、本当に求めている人たちだけを集めて来られるのか。
返答: 一緒にブランドを作っていくことが大事。ブランドは先生と生徒が作っていくもの。学校の特色を出すことが出来れば、そのブランドに合う生徒が来てくれるようになる。

 (プレゼン資料 pdfファイル)


 【3】 「スキャネットシート」      (株)ネットシステムズ     岩佐 英彦 氏

マーク式テストが簡単にできるセット   http://www.scanet.jp/

学校でマークシート式のテストを簡単に行う。スキャナでマークシートを読み込んで、白黒を判定することでマークシートを読み取るソフトウェア。正解シートと生徒答案シートを用意すれば100枚くらいなら10分程度で読み取ることが可能。読取・採点・集計ソフトウェアが無料でHP上にアップされている。集計結果はエクセルで加工して編集可能。マークシート用紙の販売を行っている。


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