平成14年度 「第16回研究発表大会」レポート
お忙しい中,しかも大雨の中,100名もの参加者でとても盛大に行われました。実践発表をしていただきました5名の先生方と遠路岐阜から来ていただきました井上先生,どうもありがとうございました。

参加された先生方の声「井上先生の講演には感動を覚えた。」「実践報告を聞いて,自校の情報化の遅れを痛感した。」などなどとても有意義な発表大会になりました。

また,最後には,恒例となりました「手打ちそば」「手打ちうどん」の手作り懇親会を行い,参加された先生方のネットワークを広げることができました。
月 日 2003年3月1日(土)
時 間 受付 12:30〜    開会 13:00
会 場 大阪国際大学 守口キャンパス
テーマ 教育の情報化に向けて  −「学校の情報化」 と 「授業の情報化」−
開会の辞 開会挨拶    大阪府私学教育情報化研究会 会長 奥田三郎     (ご挨拶
研究会報告
研究会からの平成14年度・活動報告など

1.「安全プロジェクト」についての概要説明      羽衣学園中学高等学校 米田謙三

2.「授業公開キャラバン」についての概要説明    四條畷学園高等学校 飯田英佳
3.「情報アンケート」について       大阪国際大和田中学高等学校 高田健三
「第1回 情報アンケート」の中間報告をいたしました。
4.「来年度の活動方針と計画」      飛翔館中学高等学校 川崎初治

5.研究会ロゴ制作入賞者発表と表彰
研究会のロゴ応募の表彰を行いました。

結果発表のページはここ


実践発表 1.ウェブ化学を利用した授業方法
   発表: 賢明学院中学高等学校  南 和子先生

賢明学院高等学校の理科(化学)・情報科教諭。今年からはじめて「情報」の授業をおこなっておられます。 先生のホームページ(ここ)には,授業(情報や化学) での実践例が沢山アップされています。それらの実践のうち,化学の授業実践を発表していただきます。
  (資料1) (資料2


2.大学での情報科教育法 
    発表: 京都女子高等学校 平田 義隆先生

平田先生は,高校の教員ですが,京都女子大学で情報科教育法を教えておられます。 その講座の内容や大学の情報教育について発表していただきます。 (資料


3.「総合的な学習の時間」の利用法 
    発表: 清教学園中高等学校 山本志保先生

山本先生は,清教高校の国語の教員ですが,総合的な学習で様々な取り組みを実践されておられます。 その実践のいくつかを発表していただきます。  (資料


4.一般教科における情報化 
    発表: 須磨学園高等学校 宮浦 修造先生

須磨学園は,教員の情報化はもとより,様々な教科での教育の情報化を実践されています。 宮浦先生は,その中心的役割を担っておられ,それら実践を紹介していただきます。
資料


5.ノートパソコンを全教員に貸与!さて,その運用は? 
    発表: 神戸国際大学附属高等学校 大木 誠一先生

神戸国際大学附属高校では,全教員にノートパソコンが貸与され情報化が進んでいます。 その運用について良かった点や問題点について,担当の大木先生が発表してくれます。  (資料1) (資料2

講 演 井上 志朗先生 (岐阜大学教育学部附属中学校副校長)

  演 題 : 「学校改革と教育の情報化

     井上先生の著書「21世紀の学校IT革命」
プロフィール:
岐阜大学教育学部附属中学校副校長。1949年岐阜市生まれ。
1972年より岐阜県公立小中学校及び岐阜大学教育学部附属中学校の理科担当教諭,岐阜教育事務所学校教育課指導主事,岐阜県教育委員会学校指導課指導主事 (理科・環境・情報教育担当)を経て,1998年より岐阜大学教育学部附属中学校副校長。情報教育担当指導主事時代に,岐阜県の教育ネットワーク(SMILE) の構築や県内全小中学校・高等学校へのインターネット接続の仕事に携わる。附属中学校ではペーパーレス会議・デジタル学級日誌・家庭とのインターネットによる連携など, 学校の情報化に向けてさまざまな試みを行っている

「情報」とは,情けに報いなければならない。井上先生は,学校には「時間」と「空間」が必要というところから,各教科の研究室にあったものを全て捨てて,生徒の自学自習室とし解放したそうです。また,校内の情報化を積極的に進め,職員会議での報告事項は印刷して配るのではなく,web上の掲示板を各自が見る事にし会議はしない。検討事項や提案事項があるときのみ会議を行い,教員の時間的余裕を産みだし生徒とのコミュニケーションに時間を使うように改革されたそうです。

しかし,お話を聞いていて井上先生は情報化を推進しただけの先生ではないというのがよく分かりました。教育に対する信念をしっかりと持っておられ,その実践にコンピュータを活用しただけであるということです。とても刺激的なお話で,うちの管理職にも是非聞かせたいと感じたのは,私だけではないと思います・・・・・


交流会 研究会終了後には,恒例になった懇親会を行いました。井上先生にもとても喜んでいただきました。特に,手打ちそばと手打ちうどんは,箕面の奥の特選湧き水を使用して打ってくれました。岐阜の名水と同じくらいおいしいと褒めていただきました。
板東先生の名人芸を見て,感心する井上先生。
麺のゆで方にも,もちろんコツがあるのですが・・・・
井上先生も納得の味
あちらこちらで,談笑の輪が・・・
蕎麦とうどんだけではありません。天ぷらやピザまで,お手製です。
最後に,会長先生と井上先生からご挨拶で,閉会。
最後は,全員で記念写真。大勢なので1枚には収まりませんでした。

Top Page