◆事前授業の紹介 (小池先生より)
10月19日に,村上先生の授業を受ける生徒に,事前アンケートをとりました。
skypeを使ったテレビ電話で,真夜中にご自宅におられる村上先生に登場していただき,直接授業をしていただきました。30分程度の時間でしたが,次のように進めました。
1)授業の最初には,skypeなどのことは秘密にしておき(実はちゃんとつながるか自信がなかったこともあるのですが),あらかじめ村上先生の仕事場とご自宅の場所をうかがっておき,google earthで日本から飛んで見せました。google earthは授業でとても効果的に使えます。今回は地球全体の遠景から本校をクローズアップし,そこから飛んでいきましたので,距離感やドミニカ共和国の空気感まで伝わったようです。
2)短いプレゼンで村上先生の紹介をし,「実は,テレビ電話がつながっています」ということで,村上先生に登場していただきました。skypeは授業の直前からつないでおき,村上先生にはこちらの音声や映像を流しっぱなしにしていたのですが,こちらはskypeを最小化し,スピーカーのボリュームを下げていたのです。
3)村上先生がVBB上に用意してくださった事前アンケートを説明しながら,生徒をリードしてくださいました。内容は生徒たちのドミニカ共和国の印象,海外援助に対する感覚などについてです。質問を受けていただいたり,村上先生も同時にVBBを開いているので,生徒たちの書いたことに対してさらに話していただいたり,という地球の裏側とVBBでコラボレーションができました。生徒たちのリクエストに答え,流暢なスペイン語も聞かせていただきました。
4)いざというときにskypeがうまくつながらない可能性もあります。たとえば映像が出ない場合音声だけで,映像が見れて音声がだめならフェルトペンで紙に書いて提示できるよう用意をして,またチャットの機能やメールで補う,最終的には生徒たちが書いているVBBに書き込んでいただいて,など代替案も考えておいたのですが,先生のお顔もクリアに見え,音声も途切れることもなく,うまくいきました。特に,DTM用の大きなスピーカーをつなげることにより,臨場感あふれる音声で,生徒たちは「本当にそんな遠くにつながっているのか?」と疑うほどで,自然な授業ができたと思います。
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