第35回公開授業

高校 英語 eラーニング英会話


研究授業  
意見交換会
Brain-Storming Boards
(通称 BB)

  ここから入れます。
平成17年6月29日(水)
長尾谷高等学校梅田校

授業者 5限 松林 博明先生(英語)



研究授業

 5限 英語 e ラーニング英会話

 

 長尾谷高校(梅田校)は通信制の単位制高校です。
学習のシステムは、
  1) 履修登録:在校生は3 月に次年度1 年間の履修登録を行う。年度途中の転編入生は、入学時に行う。
   「e ラーニング英会話」の履修生(最大履修者数各校16 名まで)
     前期: 梅田校 8 名、枚方本校 5 名  後期: 京都校 9 名、枚方本校 7名、ナンバ校2 名
  2) スクーリング(授業):各科目別に必要出席時数が定められている。
   「e ラーニング英会話」は、前期・後期と年2回開講する半期完結型(セメスター制)の授業で、授業時間数は12 時間(2 時間×6 回)、
    このうち、必要出席時数は8 時間、2時間連続出席が原則。
  3) レポート:各科目別に提出回数が定められている。「e ラーニング英会話」では、前期・後期とも4 回。レポートは60 点で合格。
  4) 単位認定試験 年2 回実施。ただし、「e ラーニング英会話」は実施しない。平常の観察により評価する。
となっているそうです。

 
5限 授業風景
 見学させていただいた「e−ラーニング英会話」の授業は、無学年で履修登録生徒は8名で、受講していた生徒は6名(1名はイタリアに行っているそうです)の授業でした。フェイスtoフェイスでオーストラリアのアデレードのLEANNE(レアンヌ)先生と1対1で英会話をするというものでした。
今回の授業は公開授業ということなので、会話内容は、小型スピーカで出力され ディスプレイはプロジェクタでスクリーンに投影されていました。
担当の松林先生は、英会話をする生徒の横に付き指導されます。
生徒は、自作のテキスト
 Lesson1 INTRODUCING MYSELF(自己紹介)
 Lesson2 INTRODUCING MY FAMILY(家族紹介)
 Lesson3 INTRODUCING MY CITY(わが町紹介)
 Lesson4 THINGS T LIKE TO DO(趣味)
 Lesson5 TALKING WITH MY FRIENDS(友人と語る)
 Lesson6 STUDYING ABROAD IN AUSTRALIA(オーストラリア留学)
の6つの話題について順にWEB 上のテキストで学習します。この学習をWBT(WEB-BASED TRAINING)といいます。
Level 1 で学習した後、インターネットで先生と会話をします。この学習をFTF(FACE TO FACE)学習といいます。
その後、Level 2 のWBT学習、FTF学習へと進んでいきます。
さらに進んだ生徒は、EXTRA ACTIVITIES で先生と自由に会話を行うそうです。
FTF 以外の時間は、WBT 学習をします。学習進度は生徒一人ひとり異なり、2時間続き(100 分)の授業中、一人2回のFTF 学習を行います。1回が何分になるかは、その日出席した生徒数によって決まるそうです。出席が8人なら、約5分×2回、4人なら約10分×2回という具合です。
生徒の中には、とても流暢な会話をしている人がいました。聞いてみると、2年間ほどオーストラリアに住んでいたとか・・・。

自分の2回のFTFが終了した生徒は、英語のゲームをやることが許されます。以下は様々な英語の学習ゲームです。

 
意見交換会  15:00〜16:30
意見交換会の前に、まず、土屋副校長先生からご挨拶をいただきました。


市川教頭先生から、長尾谷高校の説明を受けました。
全校で3400名の生徒が在籍しているそうです。
  本校 800名
  京都校 900名
  梅田校 396名
  難波校 600名
  奈良校 300名 の内訳だそうです。
 
3年間で74単位で卒業が可能で、出席は自己シール(バーコード)を提出し、パソコンで管理しているそうです。
 
105の講座があり、その中から選べるそうです。また、海外語学研修もあるそうです。
 
通信制の学校なので、毎日通学するのではないので、空いている時間を活用させたいので、e−ラーニングを中心としてIT化を進めているそうです。


 

スクーリング(授業)は、各科目別に必要出席時数が定められています。 「e ラーニング英会話」は、前期・後期と年2回開講する半期完結型(セメスター制)の授業で、授業時間数は12 時間(2 時間×6 回)、この内必要出席時数は8 時間、2時間連続出席が原則です。

 

その後、公開授業を行った教室に移動し、「e−ラーニング英会話」で使用したTV会議システム「NIMOC」のシステムについて説明がありました。

NIMOCとは、特定非営利活動法人(NPO)新国際化推進協会でe-Schoolでより多くの日本の人が国際的な舞台で活躍できるように教育活動、支援活動をしているそうです。
ホームページは、http://www.nimoc.org/eschool/default.htm です。

NIMOCの支援活動の代表組織である「NPO法人アセア」の代表である沢田理事長が、NIMOCとアセアについて説明されました。

そして、オーストラリアにおられるNIMOCが開発されたe−ラーニングシステム「Versatile Look & Speek Desk (LSD)」の開発者である福田さんとこのシステムを使って、LSDの説明を受けました。

LSDというテレビ会議システムは、高機能で、同時に12名での交信も可能だそうです。

当研究会でも、役員同士のミーティングに使用するため、試行させていただけるようになりました。

使用報告は、また、Webにて行います。


 

top   back