研究授業 ・ weblogを使って情報の発信、交流ができる。(スキル) ・ 著作権、肖像権、個人情報の管理を意識した情報発信ができる。(モラル)
授業を担当された北川先生は、羽衣学園高校の卒業生で、昨年度母校で英語の教育実習をされたそうです。今回、担任の米田先生から7限の課外授業で、ブログを使ったモラルの授業(数回のシリーズ)をやってみないかと相談され、授業公開キャラバンで発表していただきました。 今や、ブログは簡単便利に情報の共有ができるということで、大流行ということですが、まだ、授業で使われている先生方は少ないのではないでしょうか。それは、ある発信に対して不特定多数の人が簡単にレスを送信することができるということで、便利ではありますが、反面、その書き込みがモラル上問題がある場合が多いという現実があるからです。 しかし、今回使われたブログは、「JUGEM」というレンタルブログサービスで、無料だそうです。(しかし、今現在は、使用者がとても多いので、無料アカウントは、発行停止中だそうで、残念。)
自分のブログを運営するために注意しておかなければならないこと3つを押さえます。 (1)個人情報を流さないこと (2)著作権を侵さないこと (3)他人の肖像権を侵害しないこと
授業を見学に来られた参加者方も、 生徒と同じようにユーザー登録を体験しましたが、 ブログ初体験で、とまどうばかりでした。
隣の第2コンピュータ室に移動して、意見交換会を行いました。
公開授業は、初めて参加させていただきましたが、とてもいい雰囲気でした。(富士電気ITソリュージョン川井さん)
ブログを使って何をしようとしているのですか?次の仕掛けはどうなるのですか?(内田洋行市村さん)
このクラスの生徒は2年で2ヶ月イギリスに行くのでその際 1)オックスフォードからその日の日記として発信する 2)日本にいる保護者とのコミュニケーションとして活用する 保護者に読んでもらい、また、投稿してもらう 3)英語の授業で、英作文の指導に活用する 4)モラルと携帯電話と関連づけて活用する 等を考えている。(米田先生)
weblogや携帯電話というものを、ただ使わせない、持たせないという解決ではなくて、正しい使い方というのを身につけさせることが必要だということ。学校で授業としてモラルの学習をするとき、ある一線を設けた区切られた空間の中での活動であることが求められるということ。この2点についてどのように配慮するものであるかは、今の課題であるし、考え続けるべき課題であると感じました。(北川先生)
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