第26回公開授業
高校2年 情報B 「4コマ漫画を、Rubricを使って評価」 |
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今回は併設の大阪学院大学で行なわれている「第3回 Digital Storytelling Festival」(デジタル絵日記コンテスト)への参加を念頭において、生徒が作成したPowerPointによる4コマ漫画を、ルーブリック(Rubric)を使って自己評価および他者評価を行た授業を見学させていただきました。 その評価を、生徒がルーブリックチャート(Rubric Chart)を使って行うというものでした。生徒たちは評価の各項目にA,B,Cの自己評価をし、短い言葉でコメントを入力していました。そのコメントを考えるのがちょっと大変でした。 |
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授業風景 | |
まず、4コマ漫画の作品例をスライドショー |
生徒らは自分の作品をの最終チェック |
いろいろな作品がありました |
文字は英語で |
作品のチェックが済んだところで |
先生からルーブリックチャートの説明があります |
自分で、自分の作品を評価します |
各評価項目について、コメントも入れます |
自分の作品を自分で評価したことのある生徒は殆どいませんでした。 また、評価に対するコメントを入れるのが大変でした。 |
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コンピュータ教室の机は、かなり高級なものでした。 |
生徒が書き込んだコメントを紹介し、 今日の授業の感想をVBBに書き込みます。 |
VBBの入り口 |
生徒らの感想が次々書き込まれます。 |
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授業のまとめとして、松本先生は、これから社会に出て自分の仕事ぶりを自己評価して、その反省を生かしてさらにステップアップする事が求められるのですよ、と締めくくられました。 |
意見交換会風景 | |
司会: 長尾先生(大阪信愛女学院短大) 記録: 池田(日本文教出版株式会社) |
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佐古校長先生: |
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松本先生:今回キャラバンをするにあたって,第一に考えたことは,みなさんからいただいたものがたくさんありましたので,それを活かしてやりたいと思いました。ルーブリックについては,ハワイから大学の先生がいらしたときに教えてもらって,ずっと使いたいと思っていました。ルーブリックについては,RubricChartという日文のいいソフトがあったので,使いました。今日始めてご覧になった先生に尋ねられたのですが,これは僕がマクロを組んだわけではありません。 |
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大阪学院大学主催の 「第3回 Digital Storytelling Festival」の説明。 |
中嶌先生(大阪学院大学):
大阪学院大学の取り組みについてご紹介させていただきます。 ◆配付物 ・フェニックスカンファレンス ・デジタルストーリーテリングコンテスト ・高校生のためのストーリーテリングセミナー (パワーポイントを使って,ストーリーのあるスライドを作って,優秀作品を発表してもらう。1日のイベントです。) ・デジタルストーリーテリングフェスティバル パワーポイントがなくても物語を作れる「OGUオリジナルストーリーボード作成プログラム」というものを開発しました。Web上で動きます。参加申込していただければ誰でも使えます。【プログラムの紹介】 Rex Tanimoto先生(大阪学院大学): Tanimoto先生: 長尾先生: |
長尾先生:パワーポイントの作品はよく出来ていたように感じましたが,どれくらいかけてやられたんですか。
長尾先生:先生方の中で4コマ漫画を作らせたことはありますか? 高橋先生:(東海大仰星)最低4コマ,最大10コマ。各個人で。ストーリーは自由でやらしたことがある。 成瀬先生:(京都女子)情報をはじめるまえに,川崎北高校の柴田先生の取り組みを見せて,生徒は「4コマちゃうやん,オチないやん」とまぁ,関西のノリでツッコミを入れつつ俄然やる気が出たみたいで,それでやったことがある。 久家先生:(大阪信愛中学)昔話をグループで作らせたことがある。3人一組くらい。中学生です。 松本先生:(生徒作品紹介をしながら)英語になってますが,日本語をそのままエキサイト翻訳に入れて出てきたものを使っているので,おかしな英語が多いです。 長尾先生:こういうものを作るという中で,今日は,「評価」をさせたかったわけですか。 松本先生:そうです。授業の最後に言いましたように,仕事をするようになったら「自己評価」しながら切磋琢磨しなくてはいけないということを伝えたかった。 |
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この教室はCALL教室で、英語科が 活発に活用しておられるそうです。 |
高橋先生:生徒が作った作品は,各々が各個人の作品を見て評価するというわけですよね。前に出て発表するというわけではなくて。
松本先生:そうです。 高橋先生:30人いれば,30人の作品があって,そうすると自分以外の29人分をみるということになりますか。 松本先生:そうですね。実際問題としては,全部見れなかったりするんですが。共有フォルダに各生徒の作品が保存されているので,各自がそれぞれの作品を見て評価します。(共有フォルダのアクセス権の説明,容量は生徒一人あたり,10MB〜20MBくらい) 長尾先生:前に出て発表したものを評価するのではなく,個々に見せた理由っていうのはあるんですか? 松本先生:意図,うーん。誰のかわからないという前提にしているから,「私のんてわかったら見せんのんいやや。」という女の子も多いので,精神的なクッションを入れてあげた。 高橋先生:それはそれでいいと思うんですが,私なら一人ひとり発表させて指摘させあいながらやった方がいいんじゃないかと思う。日本人は発表が苦手なので練習が必要だと思います。だけど松本先生の意図はよくわかったのでそれはそれでいいと思います。 松本先生:2,3年前にはチームを組んでやったこともありますが。今後3年生で何か作らせるときにやってみようと思います。 長尾先生:生徒が発表するのを嫌がることとか,評価するときに「あの子だから」というひいきがあるというのは現実的な問題かとは思うのですが,先生方はこうした現状に対する配慮,アイデアありませんか。 津田先生:(大阪薫英女学院)うちもパワーポイントを使うんですが,笑点「○○とかけて××ととく」とか,標語とか町で見つけてきて発表させてますが,それはそれで楽しんでやってくれている。 |
長尾先生:学生さんはどうですか?大学で発表させられるときはどうですか?
吉川さん:(京都女子大)発表させられるのはいやです。慣れは大切だと思いますからやれといわれればやりますけど・・・。 大槻さん:(京都女子大)自分で作ったものを発表するのは恥ずかしいですけど,発表する場があれば,人に見せるに恥じないものを作ろうと思うし,大学生だからそれくらいできないとと思う。 谷さん:(滋賀大学)最初は嫌だったけど,何回も授業でやってるうちに慣れた。やらないと慣れないのでやった方がいい。 長尾先生:やってみてほめられたり,しかられたりするんだと思います。そういうことがあるから次につながるんじゃないかなと思う。慣れというのとは別の次元で。だから今日,松本先生がやったように,なんらかの方法で評価される場面を作ることが大切だと思います。評価の工夫というところで先生方何かありませんか? |
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日本文教出版の池田さんによるルーブリックチャートの説明 |
長尾先生:RubricChartって先生方お使いになったことあります? |
長尾先生:相互評価もできるとめちゃくちゃ使えますね。
池田先生:(上宮)「授業で言われたことを一通りやった。」で「C」判定っていうのは,レベル高いですね。 松本先生:ICT・Educationにあったルーブリック表を参考にしたところもあるし,自分の授業の進度はかなりゆっくりなので,できて当たり前かなと思ったので,「授業で言われたことを一通りやった」なら「C」という判定にした。 長尾先生:ルーブリク表は今のところ,先生が示す「ものさし」ですが,評価項目の中で何が自分にとって大事でとか,評価の段階も自分で判断しなくてはいけないということですね。 (ルーブリックチャートの機能や使い方について) |
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長尾先生:今回も事前にVBBでコメントをもらっていますが,何か面白いコメントはないかな・・・。「情報の授業で何を学ぶんですか。」学生さんがいらっしゃるので聞いてみましょうか。
谷さん(滋賀大学):コンピュータの使い方。 白川先生(大阪学院大学経済学部長):情報の収集,処理,分析し・・・とか一般的に言いますけど,他の科目はそれをしないのかと聞かれると難しい。 長尾先生:いろいろ定義はあるにしても,生徒にどう言ってあげればピンと来るんでしょうね。 松本先生:ピンとくるかどうかはわからないですけど,やっぱり問題解決かなぁと。いろんな教科書を見ていても最初の方に問題解決が出てきてるし。 津田先生:うちの生徒のレベルだと,コンピュータの使い方とかを考える教科だよと言うかなぁ。 松本先生:岸辺の駅から大阪駅までどうやっていくのかということを考えるんだと言ったことがある。JスルーからICOCAになりましたが,自動販売機の使い方を学ぶのが情報ではなくて,どうやって行くのかを考えるのが情報やでといっている。 長尾先生:生徒は,昔切符を買って,入り口で駅員さんが切ってたということを知らないですよね。逆にそれを説明しなくちゃいけない。自動販売機でお茶を買っているけれど,昔はまさかお茶が売られるとさえ思っていなかったとか。 長尾先生:今日松本先生がおっしゃってた,キャラバンで手に入れたものを使いながら授業をしていただいたのって,すごくいいなと思いました。繰り返し色んなことがでてくる中で,自分としてはこんなふうに使ったというのが見れるのは参考になりました。同じ教材でもその使い方は先生の数だけあると思います。 重安先生:(星翔高校)私はまだ「情報」の免許もってない。生徒のレベルも違うし,これだけいろんなソフトとか仕組みが見れたのは参考になりました。 長尾先生:来週は信愛女学院でやらせていただきます。久家先生。 久家先生: |