― 9/12津田(羽衣)授業案にご意見を! ―  
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単元プランの中に「漠然としている目標から課題を見つけ出す」という 一文がありますが、実は、その課題を見つけ出させる指導(?)というか しかけ(?)というものが、なかなか難しいと感じています。津田先生の 支援というか指導は、この辺りをどのようにされるのか楽しみです。
テーマ選びがとにかく むずかしいですよね。 苦労されたところは?
1年生で「情報」は既習とのこと,さすがにレベル高いですね。
評価シートの項目は,検討の余地ありと見ましたが…。
自己評価用紙と相互評価用紙の内容(項目)は、やはり異なると思いますね。
テーマは生徒が興味を持ちそうでなおかつ内容の良いもの、ミーハーじゃないものをと思いますが今回はとりあえず、というか間に合わず「安全」プロジェクトからかなり借りてきました。
「単元の目標」「教授方法」「評価の方法」「時案」「準備物」など,具体的にアイデアを出し合う活動があるといいですね。
授業を参観する前ですがこのボード上のやり取りを読んでるだけで既に、かなり勉強になります。
時流に乗って、楽しくやろう。生徒も先生も。それが「情報」の授業の現在のありかたかなあ?そうすると普通の「情報」の授業はちょっと他の教科とは違う雰囲気?なので、それを保つためにさらに話題、いや失礼しました、課題や目標を考える。ということで毎日苦しんでいます。「情報科」のスタッフは皆そうです。その辺におもろい話ないかいなと!(津田)
課題はどうか
設定した10のテーマの適切さについてでしょうか?
今までも「私たちは、盲導犬をテーマに選びました!」というように言って、その後、いきなり盲導犬の説明に入っていくケースがよくみられます。どうしてそのことに興味を持ったのか、他のテーマではいけなかったのか?という辺りをいつも聞きたいとおもってしまいますね。
課題を生徒に選ばすときには、その「思い」を確かめてやることが時々必要だと思います。それがうまくいく班の発表は、面白い!
生徒が自由に課題を作り出すぐらいの、高いレベルの興味・関心を抱くような物事があるとか、強い問題意識を色々な現象に対して持っているとか、だといいですよ?!とりあえず、実験的に「安全」プロジェクトの課題を借りまして約10個の課題を提示し、生徒に選択させました。もちろん自由な課題も可ということで。(津田)
生徒が意識を持っていない課題でもそれに取り組ませることもありますよね?
サッカーとかディズニーとかを極力避けるように指導しました。実際、ただ貼り付けるようなのは著作権上も問題あり、おもしろくない。そうすると作りにくいということがあります。(津田)
安全プロジェクトから課題を一時的に借りるというのは,良いアイデアだと思います。実際にその課題で進めてみて,問題があれば,それをまた安全プロジェクトに返していけば,相互の発展のきっかけになるかと。
授業時間は
単元プランの時間配分のことですか?
今、考えると最初の技術的な面での学習や、サンプル作成・提示などのプレゼンテーションのイメージ作りには無駄が多く適切でなかった、時間の浪費であったと感じるところがありました。(津田)
プレゼンの時間配分は難しいですね? 特に取り組まれたことは?
1つでも完成まで行かなくてもまとまったものをプロジェクターで見せると刺激されるようです(津田)
関西大学のICTEのワークショップでやった,「1分間プレゼン」は,導入の方法として面白いし,効果的だと感じました。
多少サボる生徒がいても ゆっくり時間をかけてやる材料を探しています。 質問がたくさん出るのもいいと思います。パラパラ漫画制作は参考になりました。(津田)
1分間プレゼンて何ですか(津田)
1分間で自己(他者)紹介などをするのですが、そういったテーマを与えられてから準備はたったの3分!? とかいうプレッシャーの中で工夫をするわけですね。
遊園地で、「フリーフォール」(だったっけ)とか、凄く怖い乗り物に乗るときに、たまたま見知らぬ人と隣席することがあります。面識がないのではじめは口をききませんが、恐怖が始まりだして絶叫をともにすると、終了後は自然に会話できたりします。同じことにともに集中すると、普段にはない心の層でのコミュニケーションができるような気がします。
3分で作るという切羽詰まった状況下でのコミュニケーションということでしょうか?
グループ分け
好きなもの?出席番号?教員が考えてグループを指名?どれがいいのでしょう?
私は、生徒の希望は、聞かずにグループを作ります。その方が、結局、生徒に新しい友達関係を作ることになるような気がします。
各自の取り組みも重視して、まあ、個人がさぼらないようにしながらグループで発表するようにもっていきました。班のテーマは同じで最後に全員の作品を結合してまとめる方式でグループ発表しました。
これは苦労しました。ほかの教科でもそうでしょうが。とりあえず機械的に座席の近い生徒をくっつけるようにしました。1グループ4人が限度でしょう。(津田)
生徒の中でも,グループ活動を通して,お互いにそれぞれの得意,不得意を,なんとなく感じるはずです。最初は機械的なグループ分けでも,後々はお互いのキャラを見極めて,自由にグループを組ませることも面白いかと思います。「ある課題に対して,どのようなメンバーを組織してその解決にあたるのか」これそのものが情報の学習内容にも発展しそう…。
グループ分けは,教師の気を使うポイントでもありますね。好きな者同士にしてしまうと,能力や性格まで似たものがかたまってしまったり・・・
4人がそれぞれ1作品を作り、その4つを1つのプレゼンにまとめるのが難しいのではと思います。4人で1つのものを協力して仕上げる方が、やりやすいと思いますが・・・
評価
グループとしての評価とそこのメンバー個人の評価との切り分けが難しいでしょうね?!
生徒にグループ内で、自分の与えられた仕事が十分にできたかどうかを尋ねてみる必要もあるのでは?
発表した課題が、どれほどまでに自分の問題意識に関連しているかが問題ではないでしょうか?でもグループですからね。個人の差はどうすればよいのでしょう?
団体優勝と個人優勝を 決める感じですか?
評価結果が早くフィードバックされると盛り上がりそうですね。
評価シート更新しました。 当日、先生方に評価に参加して頂こうと思いますのでご協力をお願いします。(津田)
今でも悩んでいます。 どうすればよいのか。 なぜ、数値化しなければならないのか。(津田)
今回の授業で生徒に何を学び取って欲しいのでしょう?それがはっきりすれば評価の観点もはっきりしますし,項目の並びを説明することもできるのでは?
評価3というのは,どんな状態なのか,評価2とは?評価1とは?それは事前に,ある程度具体的に設定しておく必要があると思います。
数値化しておけば,あとで評価をレーダーチャートにできますね。見やすいですし,保護者に渡すときも説明がしやすいと思います。
何をどのような観点で評価するのか?評価の点の違いは?と考えると難しいし避けたい。確かに生徒にとって励みにはなる場合もあるが他の教科で悪いような評価を受けたが「情報」だけは楽しいと言うのを聞くとあまり極端に差がつかない様にしている事も、ま、いいかな、とも思う。勿論、1に楽しく、2に楽しくが前提だが。(津田)
授業に参観した感想と意見を
津田先生、ご苦労様でした。生徒たちが素直であることがよくわかりました。せっかくやられた今回のプレゼンをさらに高める時間を生徒に与えてあげて、もう1〜2回発表させてあげると、きっと達成感のあるプレゼンができるようになると思いました。
授業参観と検討会、そしてこのボードの書き込み、初めての経験でしたが、予想以上の熱気に感動しています。今後、さらに面白い授業をと努力していきたいと、おもいます。ありがとうございます。 (津田)