指導案へのご質問・ご意見と担当者のコメント
今回新たな取り組みとしてVBを行い、たくさんの書き込み(ご意見)をいただきありがとうございました。私の考えに全く無かった斬新なアイデアから生徒の細かな動きまで数々のご指摘を頂きました。漠然としていた学習目標がより具体的に、授業の流れがより合理的にわかりやすく、当初の学習指導案から様々な変更しました。
ご意見をいただくたびに私の至らない点が明らかになり、さらに良い授業をつくろうと意欲も高まっていきました。これからの公開授業においても、VBにおける投稿が活発になり、より質の高い授業が展開されますことを祈ってやみません。
質問・意見
- これまでの単元の流れと 評価シートのサンプルが あるとコメントしやすいかも。
⇒評価シートは、指導案内にリンクを設けましたのでご覧下さい。
⇒これまでの単元の流れ
質問・意見
- 生徒が国語科課題のほうで書いたレポートの例が開示されていれば、この授業につい
てのイメージが湧きやすいのでしょうが、ちょっとそれには問題が伴うだろうし、な
かなか難しいところですね。
⇒レポートは1冊の新書をじっくりと読み解くところからスタートします。他の書籍
やWEBページなどで資料を集め、さらに内容を深め、1つのレポートを仕上げます。
タイトルの例:「ブランド」「人」「サッカーの歴史」「睡眠」「ムー大陸の謎」
「心の傷〜トラウマを持つ心〜」
質問・意見
⇒はい。1学期、2学期は国語の授業でレポートの作成。3学期は、発表のため、[POWER
POINT]でスライドを作成(3時間)、発表(4時間)します。
質問・意見
- こちらも具体的な授業のイメージがわいてきません。もう少し具体的に説明いただける
と助かります。ウェブで検索をさせている時に妨害メールをおくるということの意味が
よく理解できません。自由にチャットをしている状況で、そこに割って入ってかく乱さ
せる指導は聞いたことがあるのですが、、?
⇒クラスを4つのグループに分けます。こちらが出題した問題を生徒は個人個人解きます。
もちろん生徒によって解けない問題がありますので、同じグループのメンバーからメール
で正解を受付けることができます。生徒によってはメンバーのメールによって全問正解にな
る場合もあるわけです。そして結果はグループの正解率によって決します。ところで、妨害
メールのことですが、生徒同士はメールで解答のやりとりをしていますので、そこに私があ
る生徒に成りすまして間違った解答を送り付けるなどして、生徒の混乱を誘います。他にも
チェーンメールやウイルス付きメールを送り付け生徒の時間を消費させます。
質問・意見
- 前回は高校生選択ゼミの授業で、この課題を拝見しましたが、今回は事前に各グループで
の打ち合わせ等をの時間をとられるのでしょうか?いわゆる合い言葉を各グループで設定で
きる機会等があるか?ということです。
⇒前回同様、1回戦はルール説明にとどめ、1回戦終了後に作戦タイムを取ります。作戦タイ
ムでグループごとに対策を考えるよう、教師側から何らかのアドバイスをします。
質問・意見
- 全くの予告なしだと、一時的にであっても人間関係上の不愉快を感じさせるかもしれないの
で要注意か…。
- 確かに事前学習で、ある一定の予備知識は必要だと感じる側面もありますね。はっとさせる
には、事前指導無しという面もあっても良いかと思いますが、生徒たちの持つイメージが計
れませんのでねぇ。私が以前努めていた公立中学校の生徒ならOKかな?とも思いますが。
⇒この時間は何が起こっても他の人を恨まないよう事前に話したいと思います。
質問・意見
- 狙いの所とかぶりますが、妨害Mailに対応するには、どのような方法があるかを各班に考え
させたいですよね。これも、onlineが面白いかも。
- より有効な作戦の「ヒントを与える」のも潤滑剤的な働きをするだろうけど、やはり「考え
させる」ことをねらいたい!
⇒メーリングリストを利用してグループ内の作戦を交換させます。また、メーリングリスト
で作戦を1つ送るごとに1問正解と同じ扱いにし、活発化させたいと考えています。
質問・意見
- 1回目というよりも全体のまとめのところででしょうが、授業で使った「妨害メール」等は
象徴的なものであって、実例はもっと別種でまた多様であるということに触れなければなり
ませんね。
⇒これはわたくし自身の課題でもあります。教師側が実態を把握している必要があります。
質問・意見
- 「ネットワークについての理解を得させる」ことと「ネットワークを通じて(何かを)考えさ
せる」ことの2つの目的があると思います。その意識だと、現案はどんなふうに色分けされるか?
- 今回の授業では、一定のスキルはあるものとして行われると思います。(事前学習というか、そこ
までの取り組みに敬服します) 今回は、光の部分をよりいっそう磨くことと、陰の部分への喚起
が目標だととらえています。授業後におけるそのあたりの事象(なりすましやデマ情報)についての
生徒への説明内容をお聞きしたいなぁと感じています。
⇒「ネットワークを通じて何かを考える」という方に色分けできると思います。ネットワークを通
じて接する情報を題材にして、情報の信頼性を自分で確かめなくてはいけないという姿勢をもつこ
とと実際の対応力を養うことにポイントを置いた授業を展開したいと考えています。
担当者 : 清教学園中・高等学校 家庭科 佐竹 学(Satake Manab)